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災害時の対応
大規模災害が起きた場合、下谷薬剤師会では行政(台東区)をはじめ各医療関係団体と連携を取り、組織的な取り組みを行うこととしています。
ここでは主に台東区及び下谷薬剤師会がどのような取り組みを行うかを簡単にご説明します。
台東区における災害時の医薬品、医療器材の備蓄、供給体制は以下のようになっています。
台東区は災害発生後、下谷・浅草薬剤師会と協議し、速やかに「災害薬事センタ-」
(医療活動拠点内に近接した場所に設置)を設置し、医薬品の供給体制を確立する。
72時間は被災地外からの供給がないことを前提に、災害薬事センタ-長(災害薬事コーディネ-タ-と呼ぶ)は台東区で備蓄している医薬品等(概ね72時間分備蓄するよう努めることになっている)を医療救護所に供給すると共に、不足する場合には台東区を通して災害時協力薬局に医薬品などの供出を要請する。
卸売販売業者による物流が復旧した後は、台東区が協定を締結している卸売販売業の営業所に対して災害薬事センタ-から医薬品等を発注する。
このように72時間は外部からの応援体制がとれないという設定で、その間は被災地内で緊急対応しようという考え方です。
※台東区地域防災計画は左記サイトをご参照下さい。
下谷薬剤師会は、台東区からの要請に基づき次のような業務を行うことになっています。
・卸売販売業者からの医薬品等の受け入れ、使用可能な医薬品の仕分け及び管理を行う。
・地域内の医療救護所等からの供給要請に基づき、必要な医薬品を払い出す。
・地域内の医療救護所等からの医薬品供給要請状況を把握し、不足医薬品等について
台東区や卸売販売業者に供給を要請する。
・災害薬事センタ-、卸売販売業者からの医薬品の受け入れ及び管理を行う。
・医療救護所の救護班及び巡回医療救護班へ必要な医薬品を供給する。
・医療救護所の受診患者に対する調剤及び服薬指導を行う。
・軽症患者等に対する一般用医薬品等の供給を行う。
・必要に応じて巡回医療救護班等と連携のうえ、避難所の被災者に対する服薬指導、
薬事相談を行う。
・必要に応じて避難所の被災者が常用している医薬品等の調査、把握を行い医療救護班
への連絡、医薬品の交付を行う。
大規模災害時には、私たちは平常心を失いがちです。特に薬によって病気をコントロ-ルされている方はより大きな不安と戦うことになります。
「薬がもうないのだけれど、どうしたらいいのか・・・」
「この数日間、薬を服用していないけれど大丈夫かな?」
このような皆様の不安に私たち薬剤師は最善を尽くしてお答えする心構えでおります。
大規模災害時にこそ、身近にいる薬剤師に相談してください。
災害時協力薬局リスト(平成29年1月現在)
下谷薬剤師会では台東区の委託をうけ、緊急時(災害時)協力薬局事業を行っております。
この事業では災害等の緊急時に備えて慢性疾患患者が服用する医薬品を備蓄し、
緊急時における区民の皆さまの生命と健康を守ることを目的としています。
以下に災害時協力薬局リストを添付いたします。ご確認ください。
※下谷薬剤師会は会員専用の北倶楽部‐災害安否確認システムを導入しています。